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2023年12月~2024年3月まで「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録20周年を祝う「令和の熊野詣」開催!

2023年12月~2024年3月まで「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録20周年を祝う「令和の熊野詣」開催!

和歌山県は、「紀伊山地の霊場と参詣道」が2024年に世界遺産登録20周年を迎えるにあたり、2023年12月~2024年3月まで「令和の熊野詣(くまのもうで)」と称して、熊野古道リレーウォークを実施いたします。熊野古道 紀伊路約80㎞を全8回に分け、語り部の案内のもと、参加者は白装束を着用し、歩いていただくことで、熊野詣を体験していただきます。

 

2023年12月~2024年3月まで「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録20周年を祝う「令和の熊野詣」開催!

 

和歌山県は、「紀伊山地の霊場と参詣道」が2024年に世界遺産登録20周年を迎えるにあたり、2023年12月~2024年3月まで「令和の熊野詣(くまのもうで)」と称して、熊野古道リレーウォークを実施いたします。熊野古道 紀伊路約80㎞を全8回に分け、語り部の案内のもと、参加者は白装束を着用し、歩いていただくことで、熊野詣を体験していただきます。

その取り組みのスタートとして、岸本和歌山県知事、俳人黛 まどかさんが平安当時の上皇、女院として熊野御幸(くまのごこう)を再現する「令和の熊野詣」出立式を城南宮にて開催いたしました。
 当日は、和歌山県知事、黛まどかさん等による開会式での挨拶、出立儀式、囲み取材を行いました。

 

 

和歌山県 岸本 周平知事 ご挨拶

来年は「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録20周年にあたります。そして熊野詣の出立式を現代に再現する、本日のイベントにご参加いただきまして、心より感謝申し上げます。

 熊野は我々和歌山県民にとって誇りに思う素晴らしい財産です。霊場は一般的に女人禁制なのですが、熊野は女性も入ることができ、1,300年前から今でいうジェンダー平等でありました。またさらに「小栗判官と照手姫」にもあるように、ハンディキャップを持った方が一人でも参ることができたのが熊野なのです。まさにユニバーサルツーリズム発祥の地とも言える場所です。

 このような意味で、これから我々の財産である熊野をきっかけに和歌山のご縁がますます深まることを期待しています。

 

俳人 黛 まどかさんご挨拶

本日は、もみじが美しい中、厳かかつ華やかな儀式にお招きいただき誠にありがとうございます。

熊野御幸が白装束に身を包んで城南宮を出立したというお話は、以前城南宮鳥羽宮司から伺っていました。その結果大変興味を持っていましたが、このように素敵な衣装を着せていただき知識だけでなく体験させていただくことになり、大変光栄に思います。

 改めまして、紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録が来年で20周年を迎えることをお慶び申し上げます。

 当時、中辺路、大辺路、伊勢路を部分的に歩きましたが、今度はこれを機に私も仲間を誘って城南宮から紀伊路を最後まで歩き通してみたいと思っています。

 

「熊野詣」について

熊野詣(くまのもうで)とは、紀伊半島・熊野にある、本宮・新宮・那智の熊野三山を参詣することを言います。

京都の南の鳥羽離宮(城南離宮)を出立、約300kmの道を、除災延命・富貴安隠・浄土往生を願って、熊野三山を目指して歩き、お参りして帰ってくる巡礼の旅。身分や男女の別を問わず、信不信を問わず、誰もを平等に受け入れることから日本中に広まり、多くの人が熊野を訪れたことから、日本人の「旅の起源」ともいわれています。

※熊野御幸

「御幸」とは上皇・法皇・女院が外出することを意味し、熊野に上皇・法王・女院が参拝すること。

 

「出立儀式」について

長期間に及ぶ熊野詣の前には、身を清め道中の無事を祈願して出掛けました。今回の出立式は、「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録20周年を記念し、熊野詣に出掛ける前の儀式「熊野詣出立の儀」を再現したものになります。

岸本和歌山県知事が平安当時の上皇、俳人黛 まどかさんが女院となり、当時の記録に基づいて出立の儀を執り行い、御幸の行列を組んで熊野詣に出掛けるまでを再現いたします。

 

俳人 黛 まどかさんについて

俳人。1994年、「B面の夏」50句で第40回角川俳句賞奨励賞受賞。同年、俳句サークル「東京ヘップバーン」発足。1996年、俳句誌「月刊ヘップバーン」創刊・主宰。2002年、『京都の恋』で第2回山本健吉文学賞受賞。現在、「日本再発見塾」呼びかけ人代表、「NPO法人日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会」理事、「社団法人日本ユネスコ協会連盟」未来遺産委員、「財団法人神奈川文学振興会」評議員。2010年4月〜2011年3月、文化庁「海外派遣型文化交流使」として渡仏。今回、熊野御幸の女院役を担う。

黛さんの和歌山県とのかかわり

2003年9月の「熊野古道全国大会」への参加を始めとした熊野古道参詣の豊富な経験と知識、また、姉妹道のサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の踏破経験など幅広い経験と、熊野との結びつきも強い。

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「令和の熊野詣 熊野古道リレーウォーク」について

今回の出立式を皮切りに、2025年3月まで全8回のリレーウォークにて、語り部によるガイド付きで紀伊路をめぐります。

〈第1回〉2023/12/17(日)〈第2回〉2024/1/13(土)〈第3回〉2024/1/20(土)

〈第4回〉2024/  1/28(日)〈第5回〉2024/2/10(土)〈第6回〉2024/2/17(土)

〈第7回〉2024/  2/25(日)〈第8回〉2024/3/ 2(土)


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minkim

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