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日本で唯一「桜えび」が水揚げされる「駿河湾」の地元おすすめのお店のメニューをご紹介!
全国屈指のしらすの水揚げ量を誇る静岡県に位置する、静岡市「用宗港」にて、しらす漁が3月21日(金)より解禁され、用宗港より漁船が初漁に出港し、開始しました。
3月21日(金)には「用宗港」にて初水揚げ約400㎏の初競りが行われました。
しらす漁は、1月14日(水)まで行われる予定で、その間「用宗港」にある漁協直営店「どんぶりハウス」をはじめ、静岡市内の飲食店などでは、とれたての生しらすを使用したメニューも発売されます。
また、新鮮さを保つため独自の漁法で行う「用宗のしらす漁」による用宗のしらすの美味しさの秘訣も紹介します。
「用宗港」しらす漁 概要
◆漁期間:2025年3月21日(金)~2026年1月14日(水)
◆住 所:用宗港(静岡県静岡市駿河区用宗2丁目18-1)
◆休漁日:日曜日・祝日
※その他、協議の上出漁しない日があります。
※状況によって前倒しで打ち切る場合や、天候不順など、出漁できない日があります。
「生しらす丼」などとれたてのしらすが堪能できるメニュー情報
◆ 漁協直営店「どんぶりハウス」概要
とれたての新鮮なしらすを食べられる漁協直営のお店です。透明でプリプリな生しらすや新鮮なうちにゆでる事で旨味が凝縮された釜揚げしらすなど、漁協直営ならではの鮮度とおいしさのメニューが食べられます。
【営業時間】11:00~14:00(受付)
【定休日】雨天時
※1月15日~3月20日の禁漁期間中は木曜日(祝日の場合は営業)、お盆と年末年始
◆「どんぶりハウス」メニュー
●生しらす丼 800円
その日水揚げされた新鮮なしらすをふんだんに盛り付けた生しらす丼が食べられます。
●釜揚げしらす丼 800円
生でも食べられるしらすをぜいたくに釜揚げにした釜揚げしらす丼。お醤油をかけると磯の香りのするしらすと相性抜群です。
●用宗丼 1,000円
生しらすとまぐろのしらすの二色丼。しらす以外も贅沢に味わいたい方に人気のメニューです。
●しずまえ丼 1,000円
用宗港で水揚げされたしらすの釜揚げと清水港で水揚げされたマグロの漬けが一緒に入った丼となります。
◆「用宗港漁協直売所」 概要
用宗漁港内にあるしらすなど用宗の特産品を取り扱う用宗港漁協の直売所。ご自宅用やおみやげをはじめ、贈り物にも喜ばれる商品を販売しています。
【営業時間】9:00~16:30
【定休日】盆休(未定)・年末年始
●釜揚げしらす
釜揚げしらすを500円、700円、1,400円分や贈答用に1kg 5,000円で販売。
ご希望に応じてグラムでの購入も可能です。
●しらす佃煮 400円
佃煮はすべて漁協が加工業者に直接、事細かく味付けなどに指示を出して作っている直売所オリジナルの味わいです。
◆用宗のしらすを楽しめるメニュー
◆用宗産釜揚げしらすヨーグルトジェラート
(左側上段)しらすヨーグルトジェラート
用宗特産の新鮮な釜揚げしらすを練り込み食べやすいヨーグルト味にしています。ほんのりとしらすの味わいが感じられ、ヨーグルトの風味と相性抜群です。
店舗名:LA PALETTE 用宗本店
(静岡県静岡市駿河区用宗四丁目21-12)
営業時間: 平日11:00~18:00、休日10:00~18:00
定休日: なし
(最新情報:https://excite.mochimune.jp/food/lapalette.html)
新鮮さを保つため独自の漁法で行う「用宗のしらす漁」とは?用宗のしらすの美味しさの秘訣を紹介
◆「用宗港」のしらす漁
しらすは鮮度が命のため、用宗港では網を曳く手船と運搬船で役割を分担する事により最高の状態で水揚げできるようにしています。3隻1組でしらす漁を行い、2隻で網を曳き、残りの1隻が獲れたばかりのしらすを鮮度が落ちない様に、船上で氷漬けにして港まで運びこみます。この作業を1日3回~4回繰り返します。
港にしらすが到着次第競りが始まり、水揚げされたしらすはあっという間に買われていきます。
このように、鮮度を抜群の状態で市場へ流通できるよう数々の工夫がされているので、用宗で水揚げされるしらすは日本一と言われるほど品質が高いのです。
◆ 恵まれた漁場
1.漁場と港が近い
用宗では水揚げ後10分から15分程度で港の市場に運搬され、競りにかけられます。漁場と港が近いことによって鮮度抜群のしらすを流通させることができるのです。
2. 栄養豊富な好漁場
安倍川や大井川、興津川等、港付近の河川をはじめとした駿河湾に注ぎこむ河川が運んでくる南アルプスや富士山といった山の恵みによって、エサとなる大量のプランクトンが発生するため、栄養豊富な漁場となります。さらに、日本一の深度を誇る湾の中には3種類の海洋深層水が存在し、深海から栄養満点の海水が湧昇流によって運ばれてきます。数々の好条件が重なることによって、外敵の少ない湾の中で山と海の栄養を蓄えたしらすが育っていきます。
3. 水質の良さ
用宗の海に流れ込む安倍川は平成の名水百選に選出され、静岡市街地のほとんどが安倍川の伏流水と地下水が使用されているのもポイントです。安倍川の上流には山葵栽培の発祥地があるほどの清流で、その清流が流れ込む用宗の海は水も良質となります。
「用宗港」の歴史
安倍川の河口より南西2kmに位置する用宗港は、古くから沿岸漁業が盛んで隣の焼津港と共に発展を続けてきました。昭和30年から漁港の整備が始まり、昭和40年代に入り岸壁の一部が利用可能となり現在の姿に至っています。またしらす漁は明治のはじめ頃から行われており、現在では54隻のしらす漁船が操業しています。
「桜えび」が水揚げされる駿河湾の地元おすすめのお店のメニューをご紹介!
静岡市にある日本で唯一「桜えび」が水揚げされる「駿河湾(由比漁港・大井川漁港)」にて、
桜えびの2025年春漁が4月2日(水)より解禁され、同日夕刻より漁船が初漁に出港し、開始しました。
4月3日(木)には由比漁港・大井川漁港にて約4.2トン(4249.5㎏)の初競りが行われました。
桜えびの春漁は、6月5日(木)晩まで行われる予定で、「由比漁港」にある漁協直営「浜のかきあげや」をはじめ、静岡市内の飲食店などでは、とれたての桜えびを味わうことができます。
●由比港漁業協同組合によるコメント
由比港漁業協同組合 大石 達也(おおいし たつや)組合長
雨や風など、天候の影響で海の状況が良くなかったため、初日は水揚げ量が多くなかった。これから徐々に気温も上がってくるため、今後の水揚げ量に期待したい。
「由比漁港」桜えびの2025年春漁 概要
◆春漁期間:2025年3月27日(木)から6月5日(木)晩まで ※桜えびの競りは、6月6日(金)早朝まで
◆住所 :由比漁港(静岡市清水区由比今宿字浜1127)
◆休業日 :3月29日(土)、4月5日(土)、12日(土)、19日(土)、26日(土)、28日(月)
5月2日(金)、3日(土)、4日(日)、5日(月)、10日(土)、17日(土)
24日(土)、31日(土)
※状況によって、前倒しで打ち切る場合もあります
※その他、天候不順により出港できない日もあります
由比港漁協直営「浜のかきあげや」の桜えびメニューを紹介
◆「浜のかきあげや」概要
由比漁港内にある桜えびを中心とした由比の海の幸を豊富に提供しているお店。サクサク、ふわふわのかき揚げをはじめ、どんぶり、そば、うどんなどのメニューを販売。土日は近隣のお客様だけではなく、県外からのお客様で行列になることもある人気ぶりです。
【営業時間】10:00~14:00
【営業日】金・土・日・祝のみの営業
※メニューは状況によって変更になる場合がございます。
予めご了承ください。
※お支払いは現金のみとなります。
◆「浜のかきあげや」メニュー
●生桜えび丼 1,000円
由比漁港でとれた生の桜えびをふんだんに盛り付けた贅沢な一品です。
※お持ち帰り不可
●かき揚げ丼 1,000円
サクサク、ふわふわの桜えびのかき揚げを贅沢にご飯にのせたかき揚げ丼。
お持ち帰りも可能です。
静岡の桜えびを使用したご当地グルメや商品を紹介
◆ ご当地グルメ「桜えびの沖あがり」
出典 農林水産省「うちの郷土料理」参照
桜えびの沖あがりは、生の桜えびを豆腐やねぎと一緒にすき焼き風の味付けで煮込んだ鍋料理です。由来は、沖から上がった桜えび漁の漁師が、漁で冷えた身体を温めるために甘く味付けされた漁師めしが由来と言われています。
桜えびの漁期には取れたての生の桜えびを使用しますが、漁期以外でも通年、釜揚げや冷凍の桜えびが購入できるため、一年を通して家庭で作られています。漁師町の食堂や、静岡の郷土料理を提供するお店で出されることもあるので、訪れた際にはぜひ堪能してみてください。
◆ 「静岡釜揚桜えび缶詰」
駿河湾の恵みである桜えびの釜揚げを、独自の製法でそのまま缶詰に詰め込みました。桜えび特有の香りや食感、鮮やかな色彩をいつでもどこでも楽しめます。年に数ヶ月しか水揚げされない旬の美味しさをそのまま閉じ込めた一品です。
【価格】864 円(税込)/缶 【内容量】40g
【保存方法】直射日光を避け、常温
【詳細はこちら】山梨罐詰株式会社HP:
https://yamanashi-can.shop-pro.jp/?mode=f12
近年の桜えび漁の様子
桜えびを巡っては、記録的な不漁をきっかけに、県桜えび漁業組合が2018年から資源回復を目指し、主な産卵場である駿河湾の奥に「保護区」を設定するほか、漁を行う隻数や網を入れる回数の制限など、自主規制を行ってきました。その甲斐あって、桜えびの年間水揚げ量は、2020年の約128トンから、2023年には約500トンと、少しずつ回復の兆しが見えてきたところです。「駿河湾の恵み」をぜひ味わってみてください。
※年間水揚げ量は由比港と大井川港で水揚げされた静岡県全体の数量になります。
プレスリリース元
日本で唯一「桜えび」が水揚げされる駿河湾|駿河湾にて「桜えび」の2025年春漁が開始初日の水揚げ量は約4.2トン! | 静岡市のプレスリリース
「用宗港」にてしらす漁が3月21日(金)に解禁|初日の水揚げ量は約400Kg!「生しらす丼」などとれたてのしらすが堪能できるメニューも発売! | 静岡市のプレスリリース