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2025年5月10日には「クリンソウ観察会」も!兵庫県丹波篠山市 多紀連山 5月~6月初旬にクリンソウ群生地が見ごろになります!

兵庫県丹波篠山市 多紀連山 5月~6月初旬にクリンソウ群生地が見ごろになります!

 

兵庫県丹波篠山市は四方を山々に囲まれた自然豊かなまちです。市内最高峰の御嶽(793m)を含む多紀連山は、クリンソウ自生地として質的・全国的価値に優れた植物群落となっています。

花の見頃は5月~6月初旬ですので行楽シーズンはクリンソウ群生地である多紀連山に足を運んではいかがでしょうか?

 

【Webページ】

多紀連山 クリンソウ群生地



クリンソウとは

クリンソウ(九輪草、学名Primula japonica)は、日本固有種とされており、比較的冷涼な湿地に自生するサクラソウの一種です。

5月初旬から6月初旬にかけて、下段より順次上へ花をつけ、1本の花軸に数段輪生して花を付ける様子が、仏塔の先端にある「九輪」に似ていることから名前の由来となっています。

兵庫県は、この多紀連山のクリンソウ自生地は規模においても、質的・全国的価値に優れた植物群落として「湿地植生Aランク」に指定しており、約4,300㎡の場所に17万株が自生していると推測されています。

最近は各地でクリンソウが増える傾向が見られるが、クリンソウはシカ等の野生動物が食べない忌避植物であるため、近年シカが増加したことで他の植物が減りクリンソウが増えたと推定されます。

この地域ではすでに70年前にも数箇所でクリンソウの存在が記録されているが、大群落になったのは近年になってからと考えられます。

また、このあたりは、鎌倉時代から室町時代の頃に栄えた丹波修験道場であり、かつては法螺貝の響きと錫杖の音がこだまする信仰の山でした。

その修験道場に関した宿坊か庵跡と推定される平坦地が10箇所の段丘として残っており、近くには新金峰山大岳寺跡もあります。



多紀連山のクリンソウを守る会 観察会

 

クリンソウは日本の固有種で御嵩の山中に自生する。保護・保全する団体がまちづくりに顕著な功績を残し知事賞を受賞。観察会を行います。

日時: 5月10日(土)10:30~

会場: みたけ会館 丹波篠山市瀬利92-3

料金: 無料(お弁当、飲み物はご持参ください)

▽詳しくはこちら

多紀連山のクリンソウを守る会 観察会



クリンソウ群落 多紀連山

 

丹波篠山市から京都府、丹波市にかけて連なる標高600~800mの山々の総称です。主峰の「御嶽(793m)」、東の「小金嶽(726m)」、西の「西ヶ嶽(727m)」の3つの峰が中心となっており、古生層の珪岩からなる険しい山でもあることから通称「多紀アルプス」とも呼ばれています。

 

主峰

古くは藍波ヶ峰(らんばがみね)と呼ばれ、鎌倉・室町の時代に女人禁制の丹波修験道場として栄えました。

行者は年間1万人を超え、法螺貝の響き、鈴杖の音、念誦の声が年中谷にこだましたと言われ、今もその名残があります。

東の峰からのパノラマは特に素晴らしく、北には丹波大江山、丹波長老ヶ岳、東に京都の愛宕山、大阪の生駒連峰、南には六甲山や播磨灘、西に但馬の栗ケ峰など周辺の主要な峰が見渡せます。







 



 





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