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箱根強羅のおすすめ観光スポット!岡田美術館をお散歩してみた!

目次

箱根強羅のおすすめ観光スポット!岡田美術館をお散歩してみた!

夏休みを利用して箱根強羅の美術館を巡るお散歩旅行をしてきました!

カメラを始めてから美術館に行く機会が減ってしまったので、久しぶりにたくさんの芸術作品に触れ充実した旅行になりました。

箱根には美術館が多く点在しています。箱根強羅の山の気候や広い敷地、温泉地の観光客の集客力は美術館にとって利点が多いのかも知れませんね。

都会の喧騒を忘れのんびり過ごせる箱根強羅のおすすめの観光スポット岡田美術館をご紹介していきたいと思います!

入館料が2,800円と他美術館よりお高めですが、実際行って見ると1日中滞在したくなってしまうほど、また何度でも訪れたくなる魅力あふれる美術館です!

これからの季節はお庭の木々が色づいてきて紅葉シーズンもとても素敵ですよ!

岡田美術館ってどんなところなの?

岡田美術館は、箱根の小涌谷にある欧米人向けのホテル「開化亭」の跡地に2013年に建築されました。

岡田美術館はパチンコなど遊技機の開発・製造・販売をしている株式会社ユニバーサルエンターテインメントが運営しており、同社会長である岡田和生氏が蒐集した、日本・中国・韓国を中心とする古代から現代までの美術品を約450点を所蔵しています。

日本で受け継がれてきた美術品を大切に守り、美と出会う楽しさを分かち合い、次代に伝え遺したい、との願いから美術館が構想されたそうです。

展示面積はなんと約5,000㎡!!美術館の大きさが凄いんです!!

欧米人向けのホテル「開化亭」の跡地の面積は約6,300㎡。この豊かな土地を生かし、広大な5階建ての美術館が誕生しました。

岡田美術館の延べ床面積は約7,700㎡、展示面積はなんと約5,000㎡!!

根津美術館の展示面積が1,288㎡、サントリー美術館は約1,000㎡と聞くと、岡田美術館が驚くべき大きさだということが分かるかと思います。

展示室も大きいので、展示ケースもロングサイズ。一般的な美術館の展示ケースは200m程度ですが、岡田美術館は述べ700m。

私設の美術館としては日本最大級だそうです!

凄さは外観から!巨大な風神雷神図は圧巻です!!

岡田美術館の外観には、現代日本画家・福井江太郎氏によって俵屋宗達の代表作国宝「風神雷神図屏風」を再現した大壁画「風・刻(かぜ・とき)」があります。

その大きさは縦12メートル、横30メートル!金色のパネル総計640枚に描かれた壁画は圧巻でした!!!

画像は小学館和楽編集部のより転用

この壁画を生かすように設計されており、壁画の正面には、100%源泉かけ流し(加水・加温なし)の足湯につかることができるんですよ!!

美術館の入り口にテイクアウトのカフェが併設されており、パフェやお茶をいただきながらゆっくりとした時間を過ごすのがおススメです。

(足湯入湯料:美術館ご利用の方は無料/足湯のみご利用の方は500円)

壁画の前の池の睡蓮がとってもきれいでした!睡蓮の写真は私が撮ったものです。

ちなみに、岡田美術館は、海外のホテルやレストランなどを手掛けている建築家の三浦 慎氏が設計しています。

過去に手掛けた建築物は、フィリピンのカジノリゾートや海外のレストランなどを手掛けています。

オシャレすぎて開いた口が塞がらないとはこのことですね。。。

「MIURASHIN ARCHITECT+ASSOCIATES – 三浦慎建築設計室」ホームページ
MIURASHIN ARCHITECT+ASSOCIATES – 三浦慎建築設計室

そんなモダンなデザインと伝統が融合したのが、岡田美術館と言えますよね!

壁画を描いた福井江太郎氏によるライブペインティングイベント時に描かれた「無」という作品も岡田美術館の4階に展示されています。

日本画に現代の感覚を加えた作品にとても引き付けられました。

余談ですが、この絵を見た後、なんだか井上雄彦の「バカボンド」が読みたくなりました。

岡田美術館はセキュリティー対策が凄いんです!

岡田美術館は荷物の持ち込みが出来ません!!コインロッカーで手荷物を預ける必要があります。

カメラはもちろんのこと、展示室への携帯電話・カメラ・タブレット類などの記録媒体、飲物の持ち込みは厳禁となっているんです!

驚くべきはそのセキュリティー体制。入口には空港同様の金属探知機を通過する全身のチェックがある他、X線検査装置による手荷物検査を行うなど作品保護が徹底されているんです。

初めて訪れると少しびっくりしてしまいますが、スマホや手荷物を預けることで作品に集中でき、時間を気にせず作品に向き合うことができます。

広い館内を歩き回るので、お財布などの貴重品以外はコインロッカーに入れるのがおススメします。

※両替機もありましたので、小銭がなくても大丈夫です。入れた100円は返却されます。

岡田美術館の基本理念

美術館って少し難しく感じる方もいるかと思います。岡田美術館ではキーとなる美術品に液晶タッチパネルによる作品解説(日・英・中・韓対応)の解説が用意されています。

言語の選択だけでなく、こども用の解説もあるので、私も大人向けの解説を読んで難しく感じた時はこども用の解説で理解していました。

また、貯蔵品や企画展の解説イベントを行うだけでなく、風神雷神の壁画前では夏限定の朝ヨガを開催したり、こどもでも参加できるぬりえイベントを企画したり、福井江太郎氏のライブペインティングのように様々な世代の方が楽しめるイベントを企画しています。

こういったことからも岡田美術館の4つの基本理念を感じることができます。

岡田美術館の基本理念(美術館の使命)

1.美術の保存・公開・継承

2.「楽しい!」の共有

3.地域文化への寄与

4.世界への発信

どんな展示品があるの?

私のおすすめは、1、2階の器の展示です。元々和食器が好きなこともありますが、うっとりするような美しい器にため息がでてしまいました。

特に私は、景徳鎮窯の器に魅了されました。美しい色合いの青磁や鮮やかや色彩と繊細なデザインの陶器はどれも美しくガラスに張り付いて見てしまいました。

他にも、東山魁夷の作品や横山大観、緒方光琳といった日本を代表する絵画も見ごたえがあります。

1階展示室 中国・青銅器、韓国陶器

中国の古代から清朝まで、韓国の高麗・朝鮮時代など、各時代の陶磁器、青銅器の名品が展示。

2階展示室 喜多川歌麿「深川の雪」と日本陶磁、和ガラス

古九谷、鍋島といった肥前磁器や野々村仁清、尾形乾山の京焼など日本のやきものと、カラフルな和ガラスが展示。

3階展示室 金屏風

四季折々の画題を描いた金屏風が展示

4階展示室 日本絵画を中心に、福井江太郎氏によるライブペインティングで生み出された「無」(龍を墨で描いた大作)、中国の青銅器や日本の埴輪、土偶などの考古遺品

近世から近現代の日本絵画と、土偶、埴輪など古代の工芸品を展示。尾形光琳や俵屋宗達で有名な琳派の作品や北川歌麿や葛飾北斎の浮世絵を展示。

5階展示室 仏教美術

重要文化財「木造薬師如来坐像」をはじめ、仏像を始めとして両界曼荼羅(りょうかいまんだら)や来迎図(らいごうず)などの仏画・密教法具など祈りの世界を展示。

お土産もとってもおしゃれ♡食べたいけど食べたくないぞ♡チョコレートも凄いんです!

尾形光琳の「菊図屏風」をモチーフにした『光琳・菊』(2801円、税込)。

画像はヒトサラマガジンより転用

岡田美術館では、常設展や企画展に合わせたチョコレートを作っています。こんなに美しいと食べるのを躊躇してしますよね!

実はこのチョコレートはただのチョコレートではないんです!

なんと岡田美術館には専属ショコラティエがいて、オリジナルの『岡田美術館チョコレート』を併設ショップで販売しているんです!

そのショコラティエとは、ドラマ『失恋ショコラティエ』で技術指導とチョコレートの製作を務めた三浦直樹シェフ!!

「失恋ショコラティエ」といえば、石原さとみ扮する小悪魔な主人公に、松潤扮するパティシエが恋してキュンキュンする話題のドラマでしたよね!

三浦直樹シェフは、フランスで修業を積み、【デカダンス・ドュ・ショコラ】のオープニングシェフや【ブルガリ イル・チョコラート】の初代マスターショコラティエなど名だたる店を歴任したショコラのスペシャリストなんです!

日本橋三越本店「スイーツコレクション」と、伊勢丹新宿店「スイーツコレクション2020」でもバレンタインシーズンに販売されるそうですよ!

是非東京でもチェックしてみてくださいね!

チョコレート以外にもかわいい豆皿やしおりなどのお土産もあるので、公式ホームページでご確認してみてください。

画像はchocolatejournalより転用

美術館だけじゃない!お庭も緑豊かでとってもきれいなんです!

岡田美術館には、広大な敷地内に和風庭園があるんです!

庭園は、「〜湧水・樹木の生命力〜 自然の恵みを感じる庭園空間」をコンセプトに掲げ、自然との調和を重視して設計されましたそうです。

豊かな箱根の自然林と、滝や池などの水景が一体となった美しい空間でした。

私が好きな苔もところどころ蒸していたり、小さな水の流れがあったりしてのんびりすることができました。紅葉の季節に是非来てみたいと思いました!

私が訪れた際は、緑一色でお花は咲いていませんでしたが、ヤマツツジやボタン、菖蒲や紫陽花、秋には紅葉と、四季折々に見られるお花や木々の四季の変化を五感で感じることができるそうですよ。

これからの季節紅葉で色づいた美しいお庭を見ながらほっと一息つくのにぴったりの場所ですよね!

庭園の先には渓流散策コースがあり、ちょっとした滝や渓流を見ることができる散策コースがあるんです。

残念ながら、数年前の大型台風の影響で工事中となり閉鎖されていました。工事再開には時間がかかるそうです。

そのため、通常は入園料300円がかかりますが、現在は無料となっています。

お庭が見れる飲食施設「開花亭」も素敵なんです!

散策に疲れたら、美術館に併設されている飲食施設開花亭で食事やお茶をすることができます。

私はお腹ペコペコだったので、冷やしぶっかけうどん(1,300円)をいただきました!

ちくわ揚げに、納豆、とろろが入っているうどんでコシがあって美味しかったです。

中庭には池や滝があって、この景色は開花亭からしか見れないんです。

私は食べていませんが、隣の方がパウンドケーキセットを食べていてとても美味しそうでした!

                         1枚目のみウォーカープラスより転用

2020年9月27まで『北斎の肉筆画』展、10月4日から『画遊人・若冲』展が開催

2020年は、世界的に有名な江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎(1760~1849)の生誕260年になるそうです。

北斎の版画『富嶽三十六景』は見たことがありましたが、肉筆画は今回が初めてでした。

版画とはまた違い美人画に描かれた着物の柄、美しく繊細なタッチ描かれた色の濃淡。これが一つ一つ毛筆で描かれていることにとても驚きました。

なお、10月4日からの伊藤若冲の展覧会では、名字が「伊藤さん」は入館料が1,000円引きになるそうですよ!

 箱ピタより画像を転用

見どころがたくさんあるので、時間には余裕をもって入館されるのをおススメします。

私は時間に限りがあったの比較的早くみたのですが、美術館だけでも2時間位はかかりました。

是非、秋の紅葉の行楽シーズン岡田美術館にお散歩して見てくださいね!

岡田美術館へのアクセス、最新情報は、公式ホームページ、instagram、Twitter、YOUTUBE、FACEBOOKでご確認ください。

〒 250-0406
神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1

TEL:0460-87-3931

開館時間:午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)
休館日:12月31日、1月1日、展示替期間

一般・大学生2,800円

小中高生1,800円

※障害手帳をお持ちの方(本人・介護者)の割引があります

https://www.okada-museum.com/

 
 
 
 
 
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